データ解説
東関東支部 菅原博文
タニシ、ボイリーの時代になっても、吸込み時代の時刻別釣果分布図ですが、エサ交換時期決定の参考になると思い、再度出したいと思います。
[80台〜メーターオーバー158本のデータから]
○
アタリの多い時間
朝マズメ:4時〜6時、 昼:12時〜13時 夕マズメ:18時
夜間:22時〜23時 深夜:2時 にアタリのピークを迎える。
○
アタリの少ない時間
朝:7時
夕方:16時・19時
深夜:24時
自分なりにうまく利用して、釣果アップにつなげてください。
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[参考]
PH (ペーハー) 【表1.PH推移】参照
黄砂の飛来がPHに関係していると言う人もいます。
○ 黄砂は中国内陸部の砂漠地帯で砂が上空に高く舞い上がり偏西風に乗って日本に飛んでくる現象です。日本での観測のピークは、2〜4月にかけて観測され、2006年の飛来延べ日数は、2005年の451日を上回り、600日以上に達している。
○
水に入るとPHは下がるそうです。
4〜6月にかけてPHは下っています。6〜7月にかけては梅雨のせいか?
○ PHが高いということは?
・
水がよごれる。
・
アオコ(緑色)が発生する。(目視で確認が可能になる)
・
コイが病気になる。(エラが白くなる)雑菌がつきやすくなる。コイヘルペスと関係有り?
水の汚れがなくなる時とは、
@ 風の影響で風向きにより一時的にアオコが流され消える。ただし大風は(底泥が巻き上げられ)水が赤茶色に濁る。
A 雨、台風などにより、水質がよくなる。
アオコが発生しているときに釣れる、釣れないは上記の条件@・Aに当てはまったときである。
○透明度が高いということは水がきれいであるということである。
・
目視にてある程度確認できる。寒い時期にあり、梅雨時にも良くなるようであるが、場所により悪くなる所あり。
・
この年は神宮橋から下流・鰐川にかけて大釣りされた年である。上流がアオコでほとんど釣れなかった。
・
この年は9月以降に大型台風が2度あり
日々、気候をチェックしているとわかります。
2005年 PH値月別推移 | |||||||||||||
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 平均 |
北浦・釜谷沖 | 9.00 | 9.00 | 8.80 | 9.43 | 9.40 | 8.83 | 8.01 | 9.00 | 9.04 | 8.34 | 8.52 | 9.10 | 8.87 |
北浦・神宮橋 | 8.90 | 9.10 | 9.10 | 9.61 | 9.20 | 8.58 | 8.63 | 8.32 | 8.92 | 8.71 | 8.62 | 8.63 | 8.86 |
北浦・巴川沖 | 7.70 | 7.80 | 7.80 | 8.30 | 8.30 | 7.80 | 8.70 | 8.60 | 9.10 | 7.70 | 7.70 | 8.20 | 8.14 |
霞ヶ浦・湖心 | 7.30 | 7.60 | 8.10 | 8.27 | 7.75 | 7.89 | 7.54 | 7.47 | 7.68 | 7.10 | 7.85 | 7.94 | 7.71 |