あの人にインタビュー


 インタビュー  会報担当 石川 比呂志
  


南関東支部  今井会員



1.鯉釣りとの出会い
・中学時代友達と近くの川で釣りをやり20センチ位の鯉をつりましたその時とても感動したことを覚えています。

2.淡水研に入会したきっかけ
・20年前の出来事である、友人から「琵琶湖の日野川と言う場所に行けば、誰でもメーターが必ず釣れる」釣るためには

竿は石鯛竿5本 リールは当然アブ9000以上でないとメーターは絶対釣れないぞとの情報が入った。なにも知らない俺は

50万円という大きな借金をして購入 5月連休を利用して初めて長野県を飛び出した。5時間かけ現場に到着し急いで竿を

5本セットした団子を慎重に作り待ちに待った第1投をおもいっきり投げた。何故か足元に団子が落ちた、ミチイトがリールに

絡まってしまっている、もしかしたらリールが不良品?残りの4本も同じありさま、何回投げても10mも飛ばない、おまけに

ミチイトが膨らんでしまう、5台とも不良品をつかまされた・・・チキショウ、上流では同じ竿とリールのオヤジが簡単に遠くへ

投げている、恥ずかしかったがリールの直し方を教えてもらいにお願いに行った。声を掛けると気さくに答えてくれた、リールを

分解して問題ないね、投げ方はこうやるとなげられるぞと優しく教えてもらいおまけに焼肉までごちそうになってしまった。

車の横には検量台が置かれ、110cmのメジャーが付いている、このオヤジも俺と同じメーターを狙ってやがる、暇さえあれば

竿を肩に掛けあっちこっちと移動してオモリで川底を調べている、又オモリに自分の名前まで刻印している、ただ者

ではないオヤジである。結局2・3日頑張ったが釣れず、お世話になったオヤジに挨拶をして名刺をもらい帰路についた。

何日かたってその出来事を知り合いに話し名刺を見せた。「淡水大魚研究会 会長 黒川 毅」

長野県の恥さらし お前はこのお方をどなたと心得る江戸時代だったら間違いなく打ち首だぞ どこまでも田舎

者である俺はバックラッシュと言う言葉も知らず、無謀にも投げ方も教わる事も無く、投げる練習もせず竿とリール

が良ければメーターが釣れるものだと思い込み、鯉釣りの世界の事情も知らないまま夢だけは大きかった。

一年後の5月黒川会長から「長良川で一緒に釣らないか」との夢の様な誘いがあった。そこから淡水にお世話に

なっています。

3.主に行く釣り場
・長野県 大町市 木崎湖 80%

・長野県 松本市 田溝池 10%

・その他 10%

4.釣り方へのこだわり
①自分で全てのタモ入れをやれ

・自分でタモ入れてこそ釣ったといえる。同行者にタモ入れを手伝ってもらうことは釣った事にならない。当たってから鯉を

足元まで持ってくることより、タモに入れる事の方がはるかに難しく、場所によっては90%以上の難易度がある。技術の

向上の為にも自分でタモにゲット。(子供、女性、お年寄り、身障者等、又不安全が伴う場所は除く・・手伝ってください。)

②釣れない事を人のせいにするな

・竿先に来たボートにクレームを付ける人。バスマンに引っ掛けられクレームを付ける人。漁師にクレームを付ける人。

そんな人に限って釣れないのは天気のせい水温のせいにする。人のせいにすれば釣れない理由づけとなり何も進展

しないで終わりとなる。ボートが竿先に来なくなるにはどうしたらいいんだろう。バスマンに引っ掛けられないようにするに

はどうしたらいいんだろう、対策後それでも引っ掛けられたらポイントが違うよと鯉に教えてもらっていると考え、水温

が高ければ水が湧いている所はないんだろうかと探す。漁師にクレームを付ける事はもってのほか、私達は遊ばして

頂いている事を忘れないようにしたい。「釣れないのは全て自分に責任あり」と考える様に心がけています。

5.これからの鯉つりは?

①地元の漁師 農家の方と仲良くなりマナーを守りいつまでも鯉釣りをさせて頂く。(現在木崎湖ではバスマンのマナーの

悪さで「ゴミのポイ捨て等」釣り場が縮小されている。)

②自分のスタイル(パラパラ)の確立

③淡水の先輩方に指導頂いた事を、できるだけ多くの鯉釣り師に伝えていきたい。


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