ア サ ザ
東関東支部 小嶋 正男 
[ミズガシワ科 アサザ]先日釣りに出掛けるとアサザの花が綺麗に咲いていた、アサザはミズガシワ科の浮葉植物で各地の池や沼で多く見られたものだが、最近では極度に減少し絶滅危惧の品種に指定される程迄に減少してしまった。

 これは住宅開発に伴う生活廃水の流入、加えて埋め立て工事や護岸工事等で水辺が大きく減少し水質悪化が進んだのが大きな原因とされている。

 ここ霞ヶ浦でも、アサザプロジェクトを立ち上げて保護育成に努めた結果その効果も徐々に現れてきている様だ。

 アサザの花は朝咲いて夕方にはしぼみ1日しか咲かない1日花であります、こんな儚い花の命を精一杯咲かせる様は生命の力強ささえ感じさせます。

この様に小さいけど大きな命を育んできた湖沼をこれ以上汚染させてはならない
と思います、まして釣りと言う趣味を通じ湖沼から大きな夢を頂いている私達は釣果に拘り過ぎず周囲を優しく見守る心も必要ではないでしょうか。

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