インタビュー  会報担当 遠藤 和彦






       埼玉支部 斎木 則男 会員


斎木会員の愛好会優勝のマイフィッシングスタイル

今回は、第14回野鯉愛好会大会で95.3cm・11kgの大ゴイを釣り上げて見事優勝の栄冠を勝ち取りました埼玉支部の斎木則男会員にマイフィッシングスタイルを聞きました。インタビューには入会同期の渡辺滋会員にも同席していただきました。

斎木会員、この度は優勝おめでとうございます。今日は日頃研鑽された斎木会員のノウハウの一端を紹介していただければと思います。よろしくお願いします。

【釣り方】

 最近、撒き餌にペレットを使用するようになった。先日霞ヶ浦で片方をタニシの撒き餌、もう片方をペレットの撒き餌、ともにクワセはタニシで実験したところ、両方とも同じくらいの割合でアタリが来たのでペレット撒き餌も悪くないと思っている。ただし、タニシは比重が高いので比較的遠くへ撒けるが、ペレットは軽くて遠投出来ないため、ペレットのように容易に入手できて、タニシのように遠くへ撒けるエサが出来ればいいなと思う。秋にタニシが少なくなってくるとタニシダンゴを使うが、バラケ止めにボイリー粉をつなぎに入れて40〜50m飛ばす。ペレットでもこのくらい遠投したいものだ。

【コイ釣り歴と入会】

 コイ釣りをしてもう17年になる。職場の関係で当時ビギナーだった小原さんに誘われて、荒川でコイ釣りを始めすぐにはまったが、1月に始めて4月まで釣果がなかった。小原さんと釣行した八郎潟の大会で黒川顧問と出会い、親切にしていただいた。その時にいい印象があり、入るならこの会かなと考えていたところ、平野会員に荒川で出会って入会を決めた。もう15年にもなるがもっと早く入っていればよかったと思う。入会して以来、年3回の大会、年間賞などもあって1人での釣行より張り合いが出てきた。

【こだわり】

 特にこだわりはなく、常に何がベストか考えている。エサ・シカケへの研究心は今後とも持ち続けたい。

【ポイントの選定】

(1)春のポイントか、秋のポイントかを見極める。大会では自分がかつて釣果があったポイントにしている。春は霞ヶ浦しかしない。今回は渡辺会員から北浦が動き出しているという情報があり、霞ヶ浦で90台2本を釣ったポイントがあったが、愛好会で優勝を狙うには90台後半を狙うしかないため、あえて変更した。大会では大物が来そうなポイントを狙って決めている。

(2) 普段は釣り人が並ぶと鯉の取り合いになってしまうので、釣り人のあまり来ない所を選んでいる。そのために1人の釣行の方が多いかもしれない。たとえば牛堀のような1人しか入れないポイントには入るが、境島のように釣り初め1人でも朝起きてみたらズラーとサオが並んでいたなんていうのは好きではない。

【よきライバル】

 渡辺・斎木・小原の3会員とも同期の入会であるが、そのうち小原会員が110cmというとてつもない記録を出しているので何とか追いつきたいという気持ちがある反面、プレッシャーを感じている。早くメーター鯉を釣りたい。

【釣行

 金・土の釣行で月2回くらい。年間20回行ければいいが、仕事・家庭ともに多忙な時期でなかなか行けないのが現状。

【会の活動に対して】

 年3回の大会のほかに会員相互の交流を深めるために支部で活動できればいいなぁと思う。たとえば近くの荒川で支部主催の釣行会の開催など。

【マナー 】

 先にサオを出しているのに挨拶もなく狭い所に入ってくる人がいる。最近そういう常識のない釣り人が増えてきているような気がする。

【使用しているタックル】

サ オ:オリムピック 鯉スペシャル 遠投BC510

リール:タナトル3000

ミチイト:ナイロン12号 軟らかめ (特にメーカーにこだわっていない)

オモリ:パイプオモリ 35号

ハリス:フロロカ−ボン10号(シーガーエース)、ダイニーマー10号

ハ リ:鯉カイズ20号(がまかつ)

エ サ:タニシ

シカケ:1本針

「同期・渡辺会員と斎木会員」

『いつかはメーター鯉を』というのは、ほとんどコイ釣師全員の願いかもしれません。斎木会員の益々の活躍を祈っています。インタビューへ対応していただきありがとうございました。          (編)

後日談となりますが、斎木会員から103.5cmの鯉をお釣りになられたことをお聞きしました。

「斎木会員 鯉 103.5cm

おめでとうございます♪ HP管理人 ヒロ