釣技講座「ソウギョ釣り」
北関東支部・遠藤 和彦 

 

淡水大魚研究会の名に相応しく、会員なら実釣の経験は無いとしてもせめて知識として淡水五大魚の釣り方は知っておいてほしいとの役員全員の思いで、釣技講座を開催することになりました。最初の講座の時期は、春季大会・愛好会大会を避けた5月に。それならば新鮮なヨシの葉が容易に手に入る「ソウギョ釣り」をしてみようとなったわけです。文字通り草を食む大魚、その釣り方の講師を、関西支部・高橋富士夫会員、北関東支部・金森会員に依頼したところ、二つ返事で快諾していただき、あっという間に5月30日(土)の開催が決まりました。

 

5月30日(土)6:00 時折小雨降る中現地集合したのは11名。幹事のあいさつのあと、早速講座開始となりました。

 まず始めに講座の幹事(遠藤)から教材(?)のソウギョ釣りセットを配布。食パン用に20号丸セイゴ針2本と草バリ用にコイスレ18号3本、いずれもハリ先は手研ぎで爪に刺さるほど。そしてナス型5号オモリとヨリモドシ、ヨシへハリを固定するための紙テープ、といった構成です。

 







 最初の講師はベテランの高橋富士夫会員。はるばる愛知からこの日のために遠路来ていただきました。ハリへ食パンのつけ方を撮影しようとしたら、もう終えてしまっている。要するに食パンの耳にサッとハリを通すだけ。いたって簡単だ。ただしこの食パンでの釣り方は比較的都市部の河川でこれまでパンを食べた経験のあるソウギョがいる場合により効果を発揮するとのこと。

この後、私が草バリのつけ方の実演をしたのですが、説明に夢中で撮影はビデオのみ。決して隠しているわけではないのです。



 さらに金森会員から、寄せエサとしてのヨシの置き方、そして究極のエサ「スギナ」へのハリのつけ方の説明がありました。

7:00 もうここまで来ると、各参加者も早速試してみたくて、ウズウズしている。ポイント選定の説明をした後、実技に入った。

 






 東関東支部・大島会員も積極的に草バリにチャレンジ。釣れますように。







 10:00 「アタリましたぁ!」の声が聞こえる方へ駆けつけてみると何と新人の堀内会員がサオを大きく曲げて引き合いをしている。しばらく様子を見てソウギョであることを確認した。デカイ。タモを取りに行って戻ると今度は岸から4mくらい沖目の杭に絡み始めていた。福田相談役のアドバイスよろしく危機を脱出。

「やったぁ!」




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【埼玉支部 堀内 秀哉 会員 ソウギョ 115.1cm】



                【参加者で記念撮影】

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